日韓の交流
北・中央・南アルプス大縦走計画に協力
親不知と南アルプス光岳(てかりだけ)の間を、2016年7月中旬から1か月かけて大縦走しようと計画されている韓国人登山者から国際郵便が届きました。
この方は2008年にも奥穂高岳から剱岳までの長い縦走をされており、入山時に上高地で相談に応じたことがあります。
封筒の中には、
手書きのお手紙、
予定ルートを線でなぞった地図のコピー、
山岳雑誌「サラムガサン(人と山)」にご自身が寄稿された記事のコピーが入っていました。
「日本アルプスは縦走路として世界最高のコースの一つ」と記されたお手紙には、この計画を立てるために欲しい情報などの相談が綴られていました。
具体的な質問は14件。
定番の登山地図や山岳保険についてのお尋ねの一方、変わったところでどこかに韓国人小屋番はいるか、というものもあります。
ほかに登山口までのアクセスや、残雪の状況、危険な区間、夏山診療所などについて。
多岐にわたる質問で、また北アルプス・中央アルプス・南アルプスと地域も広いですので、今後くわしい方のご協力を仰ぎながら、この方の計画に協力したいと考えています。
また、体力的にも相当きついですから、日数に余裕をもった計画を立ててもらいたいと思っています。
もしこのブログをご覧になって、質問の返答などを協力していただける方はメールでご一報いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
(内野慎一 2016年2月14日)